製造系SEのメモ

普段気になった内容をメモしていきます

【雑記】43年前のワイシャツの生地を仕立ててきました

f:id:asakat:20190406134235j:plain

先日古いワイシャツ生地を仕立ててきたので、折角なので経緯をメモしておきます。
※名前等入っている画像はその部分をマスクしています

生地を入手

ある日、父から「おじいちゃんが昔買って放置されていたお仕立券付きのワイシャツの生地が2着分あるけど要る?」と言われました。
ちょうど普段着ていたワイシャツが古くなってきていたので、「欲しい!」と受け取ると…
f:id:asakat:20190406134235j:plain

意外と綺麗でしたが、生地の交換期限が…
f:id:asakat:20190406134133p:plain
昭和51年(1976年)10月10日
購入日とそこまで変わりはないと思うので、実に43年前の生地ということですね。

Wikipediaで調べると学校の授業で聞いた以来の単語が出てくる1976年ですが、そんな生地でも仕立てられるのかと思っていると、父が購入元のそごう・西武(当時のそごう)に問い合わせてくれていたらしく、一応お仕立ては可能とのことでした。

というわけで近くのそごう・西武に行くことにしました。

そごう・西武

2着分のワイシャツ生地を抱えて紳士服売り場に行きましたが、オーダーワイシャツコーナーが何処か分からなかったので店員さんに案内してもらおうと声を掛けました。

私:「40年前のワイシャツ生地を仕立てられるか確認したいんですが…」
店員さん:「40年前?えー!?」

百貨店の店員さんから感嘆符付きのことばってあまり聞いたことがないなあと思いつつ、売り場まで案内してもらい、担当の方も呼んでいただきました。


担当の方に生地を見ていただくと、古くて少し色が変わっているけども生地自体は問題なさそうなので仕立てることができるとのことでしたのでお仕立てをお願いすることにしましたが、ここからが少し大変でした(担当の方が)。

43年前の生地を持ってくる人間の対応が初めてらしく何度も確認に走っていただき(お手数おかけしました)、まとまった話が以下の内容でした。

  • 購入当時にお仕立て代(6000円)を支払っているが、当時からお仕立て代が上がっているため差額の支払いが必要
  • 購入当時消費税が無かったため、今から仕立てるには消費税の支払いが必要
  • 工場で仕立てられないと判断される可能性もある
  • 受け取れるのは1か月後


物価の上昇と税金の歴史を感じつつお仕立てをお願いしてからはすぐに話が進み、メジャーで色々とサイズを測っていただき、襟の形や前立ての種類、袖の長さ等を選択し、差額の4000円と消費税800円(お仕立て代+差額=10000円分の消費税)を支払うまでをスムーズに対応いただきました(ありがとうございました)。


こうして伝票のお客様控えを受け取った後、そごう・西武を後にしました。

受け取り

ちょうど1か月程経ったあたりに出来上がったとの電話をいただきましたが、実際に受け取りに行ったのは2か月半ほど経ってからでした。
受け取りはスムーズで、伝票のお客様控えを担当の方にお渡しするとすぐにワイシャツを持ってきていただきました。

受け取り後、家に帰って確認すると…
f:id:asakat:20190406134147j:plain

43年前の生地とは思えない良い出来でした。

着てみるとちゃんと体にフィットしており、安いやつとは違う!流石はオーダーワイシャツだ!と感動しましたが、こういう機会が無いと手が出ないなあと思う今日この頃です。



以上です。