製造系SEのメモ

普段気になった内容をメモしていきます

「生産」と「製造」の意味の違い

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普段何となく聞き流していますが、ふと「生産」と「製造」の意味の違いが気になったので用語メモよりしっかりとメモします。

「生産」の意味

検索しました。

せい‐さん【生産】
[名](スル)
1 生活に必要な物資などをつくりだすこと。「米を生産する」「大量生産」

2 人間が自然に働きかけ、財・サービスをつくりだし、または採取・育成する活動。

3 出産。しょうさん。


出典:デジタル大辞泉小学館

ここで扱おうとしているのは1の意味です。

「製造」の意味

再度検索しました。

せい‐ぞう〔‐ザウ〕【製造】
[名](スル)原料に手を加えて製品にすること。「菓子を製造する」「製造販売」


出典:デジタル大辞泉小学館

原料に手を加える」が生産との違いなようです。

つまり違いは?

「生産」は何かを作ること全般に使えます。

例:米を生産する。
  車を生産する。


「製造」は加工品にしか使えません。

例:菓子を製造する。
  車を製造する。


適用範囲は「生産」>「製造」です。
迷ったら「生産」を使えば大丈夫ということですね。

「生産技術」と「製造技術」は?

私が特によく分からなくなるのが「生産技術」と「製造技術」です。どちらも製造業で見られる職種ですが、調べてみると生産技術は、
効率良く製造するための仕組みを考え、実行する職種
という意味で、製造技術
製造の技術を向上させる方法を考え、実行する職種
という意味で使われることが多いようです。

※ここでは製造業を想定しているので「生産」ではなく「製造」を使っています。


生産技術が効率良く製造するための仕組みを作り、製造技術がその仕組みを使って効率良く製造するための技術を作るイメージですが、間違っていたら追記します。



以上です。